離婚
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この34年間で約2.8倍、高まる離婚率
りこん 【離婚】?夫婦双方が生存中に婚姻関係を解消すること。
現行法は、裁判上の離婚、協議離婚の他に家庭裁判所の調停による離婚と審判による離婚を認めている。←→結婚
今回のテーマは離婚。近年の離婚件数の著しい増加により、1.49秒に1組が離婚しているとまで言われる離婚についてご紹介させて頂きます。
高まる離婚率
厚生労働省の統計調査によると、一昨年の平成16年(’04年)における一年間の離婚件数は約27万件に昇っています。それに対して、この年の婚姻件数は約72万件となっていますが、単純に考えて、結婚した夫婦の内のおよそ1/3が同じ年に離婚している事になります。1970年当時の一年間における離婚件数が約9万6千件程度であった事を考えると、この34年間で約2.8倍にまで増大している事になります。
変わる離婚観
こうした離婚の増加は、近年において人々の離婚に対する意識が変化し、「結婚相手に満足できない場合は離婚してもよい」といった価値観が受け入れられて、離婚を容認する人の割合が増加してきた事が理由であるとされています。その影響からか、中高年の女性に見られる様な、子供が成人し、夫が定年退職したことを機に離婚するという、いわゆる『熟年離婚』に踏み切る人も増えてきました。
離婚の動機
離婚の動機として、男女共に最も多かったのは「性格が合わないから」となっています。これは男性側の割合が特に高く、また、女性側の動機では「異性関係」「暴力を振るう」「生活費を渡さない」の割合が男性側と比べて高くなっています。
右も左も離婚だらけ
古くからの離婚観は崩れ、今や老若男女問わずに誰しもが容易に離婚を選択出来る時代になりました。海外と比べた場合の日本の離婚率は、数値自体はそれ程高く無いのですが、近年における急激な上昇ぶりからして、今後も日本における離婚件数は増加の一途を辿るだろうと見られています。こんな風に夫婦間での離婚が日常茶飯事になってしまっては、安定した状態で子供を育てていける様な家庭が減ってしまうのではないかと、少し心配になってしまいますね。