少子化の影響は社会全体に及び、少子化が進んで日本の総人口が減り続けると、労働人口の減少と消費市場の縮小による経済成長の低下を招きます。また、高齢化が進むことで年金、医療、介護にかかる社会保障費が増加して、それをまかなう為に税金が増え、国民の負担が増大することも懸念されています。日本の総人口は2000年(平成12年)の時点で、約1億2693万人となっていますが、現在の減少傾向がこのまま続けば、2050年(平成62年)にはおよそ1億人弱にまで減少し、その内の高齢者の割合は2000年時の17.4%から、35.7%にまで増加すると予想されています。
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